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【2023年 年頭のご挨拶】代表取締役 榎本 正己

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症が未だ猛威を振るう中、2月末にはロシアによるウクライナ侵攻という驚愕の事態が発生しました。

事故や天災といった非常事態は、それを直接体験した方々だけでなく、各種メディアを通して情報に触れることも大きなストレスになると言われます。紛争や重大な人権侵害は、これまでも各地で繰り返されてきたものではありますが、SNS等の発達に伴い、遠く離れた場所でも戦争の悲惨さや怖さをリアルに感じる機会が多くありました。

まして、天災等と異なり戦争には人の意志が介在します。恐怖や悲しさ、不安を感じたり、怒りや過度の共感で苦しくなったりした方もいらっしゃるものと思います。自分の心身の安定を保つためには、そうした情報に触れる機会・時間を減らすことも大切です。しかし、個人的には目を逸らし続けることもまた難しく、目の前のことに集中しなければ、でも何となく集中できない、マインドフルネスが試される、そんな一年でした。

我が国の職場のメンタルヘルスの状況としては、仕事や職業生活に関する強いストレスを感じる労働者の割合は減少している一方、メンタルヘルス不調により休業又は退職した労働者がいた事業所の割合は増加しています(令和3年労働安全衛生調査)。EAPに寄せられる相談からも、テレワークがひとつの働き方として浸透する中で、新入社員や中途採用者の職場適応や不調者の早期発見の重要性が高まっているように感じます。

また、国の施策として健康経営や人的資本経営が掲げられ、企業には男性育休や定年再雇用制度などで「働きやすさ」を高める必要が増す一方、個々の労働者にもキャリア自律やリスキリングといった主体的な取り組みが求められています。働き方や働く意味は、個人と組織が協創していく時代になっていくでしょう。そこに率直なコミュニケーションは欠かせません。

先の見えない世界の動きの中で、一人一人がウェルビーイング・しあわせを感じながら生きていくために私たちに何ができるのか。幅広な問いではありますが、私共のミッションである「自分らしさ、組織の発展、人と人とのつながり」は、一つの答えになりうると考えております。

2023年、よりよいコミュニケーションが少しでも増え、自己理解と他者理解が進み、諍いが減り、笑顔や喜びが広がる年となるよう祈念し、またそこに向けスタッフ一同で邁進することをお誓いして、新年の挨拶とさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



2023年1月吉日
株式会社ジャパンEAPシステムズ
代表取締役社長 榎本正己

[2023/01/04]


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