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【2022年 年頭のご挨拶】代表取締役 榎本 正己

新たな年を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症が企業活動や個人生活に引き続き大きな影響を与えました。ワクチン接種の遅れと進展、オリンピックにパラリンピック、1日2.5万人を数えた新規感染者の急増と急減。ジェットコースターのような一年でしたが、支えてくださった医療・行政関係の皆様をはじめ、関係各位のご尽力に心より感謝申し上げます。

この間、私たちの心は何度も揺さぶられ、かき回されました。緊張が続き、心が落ち着く間も取りづらい中、焦りと安堵、喜びと怒り、不安と希望、人恋しさと怖さ、様々な感情が個人の中で去来し、人々の間で交錯しました。

溢れだした感情は、人々の感じ方や意見の違いを対立へ、議論を攻撃や排斥へ向かわせる土壌となったように思います。自分と異なれば(非,non)、敵(反,anti)と見なして攻撃する。攻撃された人は自衛のため仲間を求め、対決姿勢を強める。エコーチェンバーが双方の「正義」を先鋭化させ、罵りあいで溝は深まる。相手の主張は検証ではなく論破の標的になる。激しい対立はSNSに留まらず時に現実の人間関係に波及しトラブルや孤立を招く。マスクやワクチンを軸にした対立が典型的ですが、人々が分断される構造を体感できたという意味では、貴重な期間だったのかもしれません。

感情と上手に付き合いながら、気持ちや考えや主張を適切に伝える。他者の話も公正に聴く。そう努める姿勢が分断を減らし、個人も集団も豊かにしていくと私は信じています。そして、そんな姿勢を支える心理的安全性は、不特定多数からなるネットの中より、生身の人間を感じられるがゆえに敬意と礼節を保ちやすい職場のほうが成り立ちやすいはずです。

能力を発揮できる職場づくり、支えあいの促進、個人への支援はそれぞれ重要性を増していくと思います。対面でしかできないこと、オンラインでもできること。まだまだその線引きは見えておらず、また今後も変化していくとは思いますが、どのような形であっても皆様のお役に立ち続けられるよう、弊社スタッフ一同なお一層の努力をしてまいります。

2022年が健やかに皆様らしく過ごせる年となることを祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


2022年1月吉日
株式会社ジャパンEAPシステムズ
代表取締役社長 榎本正己


[2022/01/04]


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